杉の子学園保育所では、「厚生労働省策定版 保育所における感染症対策ガイドライン」を準用しています。
感染症の種類によって、出席停止となる場合もあります。下記は、主な感染症の一覧です。
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| 病名 |
麻疹(はしか) |
| 登園停止期間 |
解熱した後3日を経過するまで。 |
| 潜伏期間 |
8~12日 |
| 経過と特徴 |
咳・くしゃみ・鼻水・眼やにとともに発熱し、口内にコプリック斑(頬の内側の粘膜に特徴的な白い斑点)がみられる。 熱がいったん下がりかけ、再び高熱が出た時に、淡紅色の発疹が首から出始め全身へ広がる。その後3~4日で解熱し、
発疹は茶色く色素沈着をする。まれに脳炎や肺炎を合併すると生命の危機や後遺症の恐れもある。治療薬はない。 |
| その他 |
空気感染で、感染力はきわめて強い。ワクチンが極めて有効であり、1歳になったら速やかに接種する。 2回目も必ず受けること。 |
| 病名 |
水痘(水ぼうそう) |
| 登園停止期間 |
全ての発疹が、かさぶたになるまで。 |
| 潜伏期間 |
14~16日(2~3週間) |
| 経過と特徴 |
発疹ではじまり、発熱はみられないこともある。発疹は、紅斑→水疱→かさぶたの順に変化する。
頭皮(髪の毛の生えているところ)にも発疹ができる。口の中や耳の穴にもできることがある。
かゆみや痛みを訴えることも。 |
| その他 |
空気感染で感染力は強い。掻かないように爪を切っておく。一旦感染するとウイルスは体内にとどまり、
のちに帯状発疹となってでてくることも。入浴は発熱がなければ可。ワクチン2回の接種が推奨される。
発症してしまった場合には、抗ウイルス薬がある。 |
| 病名 |
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ) |
| 登園停止期間 |
耳下腺・顎下腺または舌下腺の腫脹が発現した後、5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで。 |
| 潜伏期間 |
16~18日 |
| 経過と特徴 |
耳下腺(耳の付け根の部分にある)が、急に腫れる(片方だけの場合もあり)のが主な症状。顎下腺(顎の下)も腫れる。 腫れは、長くとも10日くらいで消える。すっぱいものを食べたり、唾液が出ることをすると、痛みが強くなる。
無菌性髄膜炎や回復不能な難聴をおこすことがある。 |
| その他 |
飛沫感染・接触感染。耳下腺が腫れる前から唾液にウイルスが出ていることや、不顕性感染(症状がない)の場合もあり、 患者を隔離しても流行を止められないので、あらかじめワクチン接種を。 |
| 病名 |
風疹(三日ばしか) |
| 登園停止期間 |
全ての発疹がきえるまで。 |
| 潜伏期間 |
16~18日 |
| 経過と特徴 |
発熱と同時に発疹が出る。発熱は軽度のことも多い。バラ色の発疹が全身に出現する。3~5日で消えて治るため、 三日ばしかともよばれる。発疹が消えた後には、色素沈着は起こさない。
ときに、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併する。 |
| その他 |
不顕性感染のことも多い。発疹が出る7日前くらいから感染力がある。妊婦が感染すると、胎児に眼や耳の障害が出ることがある。 しっかりとワクチンを接種して流行を起こさないこと。 |
| 病名 |
百日咳 |
| 登園停止期間 |
特有の咳が消失するまで、または、5日間の適正な抗菌性物質製剤による治療が終了するまで。 |
| 潜伏期間 |
7~10日 |
| 経過と特徴 |
発熱はあまりない。立て続けに咳き込んだ後、息を吸う時にヒューという特有の咳が特徴。 |
| その他 |
回復に2、3週間~数か月かかることもある。低年齢ほど症状が重い。
|
| 病名 |
咽頭結膜熱(プール熱) |
| 登園停止期間 |
主要症状が消えたあと、2日を経過するまで。 |
| 潜伏期間 |
2~14日 |
| 経過と特徴 |
39~40℃の高熱が3~7日間続く。結膜充血(白目が真っ赤になる)、目やに、咽頭痛、首や頭のうしろのリンパ腺の腫れ。 夏に多い。 |
| その他 |
冬でも流行することがあり、アデノウイルスの感染。プール以外でも飛沫・接触感染する。 |
| 病名 |
インフルエンザ |
| 登園停止期間 |
発症した後5日を経過し、かつ、解熱後3日を経過するまで。(発熱した日を0日として、5日目までは登園停止) |
| 潜伏期間 |
1~4日(平均2日) |
| 経過と特徴 |
突然の発熱・筋肉痛・咽頭痛・頭痛・嘔吐・下痢・倦怠感などあり。
鼻水・痰などの分泌物や咳も多い。 |
| その他 |
肺炎、中耳炎、熱性けいれん、脳症を併発することもある。(発熱した日を0日として、5日目までは登園停止) |
| 病名 |
新型コロナウイルス感染症 |
| 登園停止期間 |
発症した後5日を経過し、かつ、症状が軽快した後1日を経過するまで。 |
| 潜伏期間 |
1~14日(平均2~3日) |
| 経過と特徴 |
発熱で気付くことが多く、風邪と同じような症状が出る。 |
| その他 |
大人より子供の方が軽症のことが多い。周囲の流行状況に注意が必要。 |
| 病名 |
溶連菌感染症 |
| 登園停止期間 |
適切な抗菌薬開始後24時間以内に感染力は失せるため、それ以降は登園可。 |
| 潜伏期間 |
2~5日 |
| 経過と特徴 |
のどの痛み、発熱。その後に首・胸・下肢の股に淡紅色の発疹が出ることもある。
扁桃腺、首のリンパ腺の腫脹あり。イチゴ舌が特徴的。 |
| その他 |
数週間後におこる腎炎、リウマチ熱(心臓弁膜症など)の合併症に注意。医師の指示通りに抗菌剤を最後まで服用する。 |
| 病名 |
流行性角結膜炎(はやり目) |
| 登園停止期間 |
主要症状が消えた後2日を経過するまで。 |
| 潜伏期間 |
2~14日 |
| 経過と特徴 |
目がゴロゴロして痛痒い。目やに、充血、発熱。 |
| その他 |
手指をこまめに洗い、タオル・洗面具は別のものを使用する。角膜炎を起こし、視力が低下する可能性もある。 |
| 病名 |
急性出血性結膜炎 |
| 登園停止期間 |
症状により登園可能な場合があり、医師の指示による。 |
| 潜伏期間 |
1~3日 |
| 経過と特徴 |
目やにや眼の充血。白眼部分(結膜)に出血を起こすのが特徴。症状は比較的軽く、視力にも影響なし。 |
| その他 |
主としてエンテロウイルスによる。感染予防のため手洗い、タオル・洗面具は別にする。 |
| 病名 |
伝染性紅斑(りんごほっぺ病) |
| 登園停止期間 |
症状により登園可能な場合があり、医師の指示による。 |
| 潜伏期間 |
4~14日 |
| 経過と特徴 |
風邪症状を認めた数日後に、蝶々の様な形ないしは両頬をたたかれたような紅斑がみられる。
肩から腕や太ももに、レースの網目のような紅斑が出る。 |
| その他 |
発疹期には感染力はほぼ消失しているので、全身状態が良い者は登園可。 |
| 病名 |
ヘルパンギーナ |
| 登園停止期間 |
症状により登園可能な場合があり、医師の指示による。 |
| 潜伏期間 |
3~6日 |
| 経過と特徴 |
のどの奥に数個~十数個の、痛みを伴う水疱や潰瘍ができる。口を痛がる。夏に多い。 |
| その他 |
夏風邪の一種。咽頭痛、嚥下痛を訴える。発熱は不定である。痛みの為食欲不振になるので、食事を工夫する。無菌性髄膜炎や、まれに脳炎の報告あり。 |
| 病名 |
手足口病 |
| 登園停止期間 |
症状により登園可能な場合があり、医師の指示による。 |
| 潜伏期間 |
3~6日 |
| 経過と特徴 |
手足の末端や膝、お尻と口の中に、痛みを伴う水疱ができる。のどにも痛みを伴う水疱。夏に多い。 |
| その他 |
夏風邪の一種。咽頭痛、嚥下痛を訴える。発熱は不定である。痛みの為食欲不振になるので、食事を工夫する。無菌性髄膜炎や、まれに脳炎の報告あり。 |
| 病名 |
伝染性膿痂疹(とびひ) |
| 登園停止期間 |
症状により登園可能な場合があり、医師の指示による。 |
| 潜伏期間 |
|
| 経過と特徴 |
皮膚が赤くなり、次第に米粒大の水疱になり、だんだんと大きくなる。水疱は薄く、破れやすい。
ジクジク→かさぶたをつくる。顔にできると伝染力が強い。夏に多い。主としてブドウ球菌や溶連菌による。 |
| その他 |
主としてブドウ球菌や溶連菌による。溶連菌の場合は、急性腎炎等の合併症を起こすこともある。
皮膚を清潔に保つことが大切。集団生活の場では感染予防のため、病巣を有効な方法で覆うなどの注意が必要。 |
| 病名 |
突発性発疹 |
| 登園停止期間 |
症状により登園可能な場合があり、医師の指示による。 |
| 潜伏期間 |
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| 経過と特徴 |
39~40℃の高い熱が、約3日くらい続く。下痢を伴うこともある。
熱が下がるとともにバラ色の小さな発疹が多数出る。2~3日後に消失。 |
| その他 |
4~5日のうちに自然に治る。入浴は熱が下がったら良い。 |
| 病名 |
感染性胃腸炎 |
| 登園停止期間 |
症状により登園可能な場合があり、医師の指示による。 |
| 潜伏期間 |
ノロウイルスは12~48時間、ロタウイルスは1~3日など |
| 経過と特徴 |
ウイルスによる腸管感染症がほとんど。ノロウイルス、ロタウイルスは冬に多く、アデノウイルスは1年中発生する。突然始まる嘔吐・下痢(嘔吐のみ、下痢のみの場合あり)。時に発熱。 |
| その他 |
吐物や便などに触った後は、よく手洗いをする。ロタウイルスはワクチンが有効。 |